昨年9月に発売された、iPhone7。
待望の『Felica』搭載や、光学式手振れ補正機能の搭載など、
iPhoneファンの期待に応える機能が多数搭載されましたが、
中でも大きな魅力の一つに防沫・耐水性能がついに実装されました!
しかし、気になるのが『防水』と表記されていないこと。
Apple公式ページを見ても、あくまで『耐水』と表記されています。
ではここで、『防水』と『耐水』の違いを見ていきましょう!
水に対する防御力はどちらが優れているのでしょうか?
まずは、言葉の意味から調べてみましょう。
“ぼうすい
【防水】
《名・ス他》水のしみこむのを防ぐこと。”
【防水】
《名・ス他》水のしみこむのを防ぐこと。”
“たいすい
【耐水】
水に耐えること。
水にぬれても水分が裏までしみ通らないこと。
【耐水】
水に耐えること。
水にぬれても水分が裏までしみ通らないこと。
水につかっても変質しないこと。 “
防水は水が入り込むこと自体を防ぐもの。
耐水は、水が多少侵入しても、その物自体は変質せず耐えるということでしょうか。
Apple公式サイトによる、iPhone7の仕様を見てみましょう。
″防沫性能、耐水性能、防塵性能″
IEC規格60529にもとづくIP67等級 “
IEC規格60529にもとづくIP67等級 “
・・・IP67等級とな。
ちょっとよくわからないので、調べてみますとIPコードとは、
ちょっとよくわからないので、調べてみますとIPコードとは、
保護等級や、それに付随する付加的事項をコード化したものだそう。
″IPコードとは、規定されている保護等級やそれに付随する付加的事項をコード化したものである。International Protectionを表す「IP」で始まる4文字から6文字で記載される。 例えば「IP68」と記載されている場合、第一特性数字である「6」は固形物に対する保護等級を、第二特性数字である「8」は水に対する保護等級を示している。また、どちらかの保護等級を省略する場合は「X」を記載する。「省略される=無保護」ではないところに注意が必要である。
引用元:電気機械器具の外郭による保護等級 – Wikipedia″
引用元:電気機械器具の外郭による保護等級 – Wikipedia″
つまり最初の6は、固形物(防塵)に対する保護等級、
次の8は、水(防水)に対する保護等級を示しています。
それでは、それぞれ防塵・防水の性能がいかほどであるのか見ていきましょう。
保護等級 | 内容 |
---|---|
0級 | 特に保護がされていない |
1級 | 直径50mm以上の固形物が中に入らない(握りこぶし程度を想定) |
2級 | 直径12.5mm以上の固形物が中に入らない(指程度を想定) |
3級 | 直径2.5mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
4級 | 直径1mm以上のワイヤーや固形物が中に入らない |
5級 | 有害な影響が発生するほどの粉塵が中に入らない(防塵形) |
6級 | 粉塵が中に入らない(耐塵形) |
上記から、iPhopne7は、
・粉じんが内部に侵入せず(防塵性能の最大等級!)
・水深1m、30分の圧力、水に耐えうる性能を持っていることが分かりましたね。
防水の保護等級も、最大の8に対しての7なので、なかなかの耐水力と認識して良さそうです。
但し、Apple公式サイトにも書かれているように
″iPhone 7とiPhone 7 Plusは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しています。防沫性能、耐水性能、防塵性能は永続的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません。″
防水性能は摩耗するものである、そして海水や洗濯機など、特殊な状況下では、上の性能が発揮されない可能性もあるので、その点は注意が必要です。
この、防塵・耐水性脳の搭載で、ますます様々なシーンでiPhoneが活用できそうですね!