先日
『画面が浮いて操作が出来ない』
との事でご来店くださったお客様がおりました
確認してみると。。。バッテリーがパンッパンに膨れてしまっていました
バッテリーが膨れて爆発・・・なんてニュースたまに見かけますよね
膨れてしまう事はリチウムイオン電池の特性でもあります。
なので、膨れてしまったからといって必ず爆発・発煙が起きる訳ではありません。
膨れていないバッテリーが爆発する可能性もあります。
・・・え?じゃあ、なんで爆発するの?
簡単にいうと酸素に触れたからです。
リチウムバッテリーは高いエネルギーを溜め込める性質がありますが、その分化学反応を起こしやすい物質です。
そして水に含まれる酸素に反応するため、電解質に水が使えません。
なので可燃性の有機溶媒を使っています。
これは酸素がなければ燃えません。
わかりやすくすると、ガソリンとマッチ。
ガソリンの中にマッチを入れても燃えませんよね。
共に酸素があって燃えるものです。
リチウムバッテリーも同じです。
なのでリチウムバッテリーは酸素が入り込まぬよう完全に密閉されています。
そんな密閉されたリチウムバッテリーに
過充電・衝撃を与えると中に酸素が発生します。
簡単にいうと、中で使われている金属(陽極)に酸素が含まれており、充電によって温められた電気エネルギーで分離してしまい酸素が発生するという事です。
ある程度の過充電は内部の制御機構で
完全に防がれる仕組みになっています。
ですが、人によって使い方は様々です。
普通に使っていたのに・・・とよく聞きますフツーッテナニ?
たまには放電してあげてください
iPhoneを休ませてあげてください
iPhoneが熱くなってしまったらバッテリーを交換してあげてください
そしてモバイルバッテリーを利用する際には公称容量に注意しましょう