【間違えすぎると悲惨な😭パスコード 】
知っている方にとっては今更パスコードに関してあれこれ言われたところで無味乾燥なものとしか感じられないことでしょう。ただ、バックアップもせずこれまでに何度も画面を割っている方を私は、”データ消失者”予備軍と言っています。例えばそれが会社で貸し出されている端末であれば取り返しがつかないことになるかもしれません。
はじめに
なぜ今回の記事でiPhoneのパスコードがどれほど強固であるかと同時にどれほど恐ろしい
ものであるかを改めて取り上げようと思ったのかというと、今月に入って早速「iPhoneは
使用できません。iTunesに接続」という表示を見ることになったからなんですね(この経緯
は後述します)。その方がiCloudに端末のデータをアップロードしていたなら何も気にはし
ないのですが、案の定対策は何もしていらっしゃいませんでした。
最終的にはあの一言が出力されるわけですが
(ちなみに、英語では”iPhone is disabled. Connect to iTunes”となります)、
無論そこまで行くには段階がありますので各フェーズでデバイスがどういう対応をするのか
を以下にリスト化します。
❙各段階におけるエラーメッセージの内容
1~5回までの誤入力 ->>パスコードが違うと指摘されるだけ
6回までの誤入力 ->>1分後にやり直してください
7回までの誤入力 ->>5分後に
8回までの誤入力 ->>15分後に
9回までの誤入力 ->>60分後に
10回までの誤入力 ->> ”9回目と同じ”
11回目の誤入力で「iPhoneは使用できません。iTunesに接続」
―最終フェーズまでいく主な原因
<ケース1 :第三者>
夫婦でお買い物にお出かけしている間に、子供がお父様のiPadのロックを解除しようと
して使用できなくしてしまった。
<ケース2 :デバイスの故障>
端末を何度も堅いアスファルトに落とした結果、液晶が粉々になっただけで無くタッチ
をしていないのにも関わらず、端末側が勝手にタッチしたと判断(ゴーストタッチとも)
する現象が起こった。これにより、端末側がパスコードを何度も間違え最終段階へ。
(これは記事の冒頭でお話ししたお客様一件と同じケースです
<ケース3 :パスコードの仕様に対して無知>
そもそもiOSのパスコードに関する仕様を知らず、片っ端から自分が設定したと思わ
れる数字列を入力していった。そして気づいたら使えなくなっていた。
事情は様々ですが、「iPhoneは使用できません」の一言が表示されている画面を見る
ことはやは他人のスマートフォンであっても出来るだけ避けたいところです。
-Appleはなぜパスコード仕様をそのようにしているのか?
きっと、セキュリティの専門家でなくても何度でもコードが正しいものかを試すことが可能だとしたら、いつかは突破出来ることぐらい容易に想像がつくと思います。そして今の時代、わざわざ乱数を生成するソースコードを自分で考えなくても、ネット上には優秀なエンジニア達がアップロードしてくれた洗練されたソースを自由に使うことができます。アップルさんは俗にいう”総当たり攻撃(brute-force attack)”という攻撃手段を回避するために10回間違えた人は本人ではないという判断を下すことにしているのです。アイデア事態には独創性のかけらもありませんが、決して軽視できない手法なのです。これについては、2008年に情報処理推進機構(IPA)が報告しているところによると、4桁の英数字(大文字区別) だとすべてのパターンを試すために要する時間はたったの3秒。それでは現在のiOSで採用されている6桁だとどうかというと40分程度で完了すると述べられていました。やり方自体は古典的ですが実用的な手法であることは間違いありません。
-そもそも なぜアップルはそこまで個人情報の保護にこだわるのか?
日本では、2014年のベネッセ・コーポレーションでの約3000万件以上、同年日本航空での19万人規模の顧客情報流出が記憶に新しところだと思います。例え顧客の側に実質的な被害が出ていなかったとしても、プライベートな情報が漏洩した以上企業は多額のお金を費やし犯罪者の特定や顧客への賠償をしていかなくてはなりません。いくら大企業といえど損害は計り知れないものです。さらにいえば、昨年から引き続き今年に入ってからもハード、ようするにiPhoneの売り上げは常に減少し続けています。その一方で、主力であったiPhoneを除くサービスや製品での売り上げに関しては約19%上昇したと同社は報告しています。さらに、昨年の3月には、Next Issue Mediaという定額の雑誌読み放題アプリの開発を手掛ける企業を買収しました。
もうお判りでしょうか、アップルはデバイス市場での停滞は避けられないので、ソフトやサービスの質において利益を獲得してこうとしているのです。そんな中、フェイスブックの二の舞にならないためにも、同社はこれまで同様かそれ以上に個人情報保護に関して断固とした姿勢を貫いていくことでしょう。

