こんにちは!
iPhone修理のクイック横浜店です。
大切なiPhoneが水没してしまった…そんな経験は誰にでも起こり得ます。慌てて電源を入れたり、本体を揺らしたりするのは厳禁です。
水没・浸水の場合、その後も使用し続けて基板がショートしてしまった場合は復旧が困難になる可能性があります。
しかし、適切な対処をすれば、復旧できる可能性も十分あります。そこで今回は、iPhone水没時の正しい対処方法、水没修理の重要性と当店での修理内容・料金についてご紹介します。
『iPhoneは防水だから大丈夫!!』と思っていらっしゃる方が非常に多いのですが、実はそうではありません
アップル公式HPの防水機能に関してのコラムです。
https://support.apple.com/ja-jp/108039
iPhoneの防水耐性はiPhone7以降世代を追うごとに向上していますが、Appleの公式でも「iPhoneの水濡れによる故障は保証期間内でも有償修理」とアナウンスされていて水没のリスクはゼロではないのです。
iPhoneが水没したか確認する方法
iPhoneが水に濡れてしまったり、水の中に落としてしまったりした後、普段通りに使えると、そのままにしてしまう方もいらっしゃるかもしれません。しかし、実際にはiPhoneの内部に水が入り込んでしまっている可能性があり、しばらく時間が経ってから基盤に水が触れてショートしたり、中の部品が錆びてしまったりというおそれがあります。
ここでは水に濡れてしまったiPhoneの状態を詳しく確認するための方法をご紹介します。
1.液体侵入インジケータ(LCI)が赤くなっていないか確認
まずは、液体侵入インジケータ(LCI)を確認します。液体侵入インジケータ(LCI)とは、2006年以降に発売されたiPhoneに搭載されている、iPhoneを分解しなくても水没の有無が確認できるパーツです。
LCIはSIMトレイを外したスロットの内側、またはイヤホンジャックの内側に設置されています。水没していない場合の色はシルバーまたは白ですが、水没すると赤に変わります。
LCIを確認するには、そのままではよく見えないため、ライトなどを用意しましょう。光が当たって見えやすくなるように、ライトまたはiPhoneを傾けて色を確認します。赤くなっていれば、そのiPhoneは残念ながら内部に水が入っていることになります。
2.音、ディスプレイ、Face IDの動作に異常がないか
水に触れたあと、操作ができていても以下の症状が出たときは故障を疑いましょう
・スピーカーから音が出ない
・ノイズが混じる
・画面の輝度にムラが生じる
・ゴーストタッチが起きる
・Face IDが使用不可になる
3.本体が発熱していないか
水に触れたあとiPhoone本体が熱を持つ場合があります。これは、内部に水が入り込み、正常に電気が流れなくなった時に起こります。そのまま電気を通し続けると、発火などのもっとひどい事態になりかねません。すぐに電源を切り、使用をやめましょう。
iPhoneの水没で起きる症状
iPhone水没は、見た目ではわからない深刻なダメージを及ぼす可能性があり以下の症状が発生する可能性があります。
1. 内部腐食による故障
iPhoneは精密機械であり、水濡れによって内部基板や部品が腐食してしまう可能性があります。腐食は、目に見えない進行で、電源が入らなくなる、充電できなくなる、ボタンが効かなくなる、データが消えるなど、様々な不具合を引き起こします。
2. ショートによる発熱・発火
水濡れによって、内部の基板やバッテリーがショートしてしまう可能性があります。ショートは、発熱や発火などの危険をもたらします。
特に、充電中の水没は非常に危険です。充電中のiPhoneはバッテリー内部に電流が流れているため、水濡れによってショートしやすくなります。
3. バッテリー劣化
水濡れによって、バッテリーが劣化してしまう可能性があります。バッテリー劣化は、充電の持ちが悪くなるだけでなく、突然電源が落ちるなど、使用に支障をきたすようになります。
バッテリー劣化は、水濡れ後すぐに現れるとは限りません。数ヶ月経ってから症状が現れる場合もあります。
4. 画面の黄ばみ
水濡れによって、画面内部に水分が入り込み、画面が黄ばんでしまう可能性があります。画面の黄ばみは、見た目だけでなく、視認性も悪くなります。
画面の黄ばみは、水濡れ後すぐに現れるとは限りません。数ヶ月経ってから症状が現れる場合もあります。
水没時にやってはいけない事
1.電源を入れる
水没した直後に電源を入れてしますと、内部基盤修理がショートし、故障の原因となります。
2.充電をする
濡れた状態で充電器に接続すると、基盤ショートして故障するだけだなく、発火の危険性もあります。基盤がショートしてしまうと、復旧自体が不可能になる可能性が高いのです。そのためiPhoneを水没させてしまっても、焦って充電しないように気をつけましょう。
3.強く振る
内部に水が入り込んでしまっている場合、強く振ることで、水分が他の部分に広がり故障の原因になることがあります。
水没・浸水時の適切な応急処置
1.電源をオフにする
まず、慌てずに電源をオフにしてください。水没した状態で通電していると、ショートして故障する可能性があります。
2.カバーやアクセサリーを外す
iPhoneを水没させてしまったら、カバーやアクセサリーは必ず外しておきましょう。カバー・アクセサリーは、製品によって材質が異なるため、材質によっては浸水を悪化させてしまうおそれがあります。
3.SIMカードを抜く
濡れた状態で起動することでショートを起こし通信障害となる可能性がある為、急いでSIMカードを抜きとり、乾いた布などでやさしく水分をふき取って下さい。
4.水気を拭き取る
柔らかい布で本体を拭き、風通しのよい乾いた場所に置いて自然乾燥させてください。できる限り水気を除去します。水滴が残っていると、内部に侵入して腐食の原因となります。
5.修理に出す
上記の処置をしてもiPhoneの内部は水分が侵入しても排出されにくい・乾きにくい構造になっており内部に水が残っている可能性があります。水没した端末の復旧率は、時間が経てば経つほど腐食が進み復旧率が低下しますので、なるべく早めに修理に持っていくことをお勧めします。
「水没修理」は当店にてご対応可能です。今現在、iPhoneの水没で困っているまっている方は、慌てずに当店へお持ちください!
当店での水没修理の所要時間・費用
修理費用や所要時間は、水没の程度や故障箇所によって異なります。そのため、正確な金額と期間をお伝えするためには、一度お持ち込みいただくか、お電話・メールでお問い合わせいただく必要があります。
一般的に、水没修理では以下の作業が必要となる場合があります。
- 洗浄・乾燥: 内部に入り込んだ水分を徹底的に洗浄・乾燥させます。
- 腐食部品の交換: 水によって腐食してしまった部品を交換します。
- 基板修理: 基板のショートや損傷が激しい場合は、基板修理が必要になる場合があります。
修理料金・修理時間の目安
①内部乾燥作業+パーツ交換
修理予算:8000~25000円
作業時間:2~3時間
②基盤修理(データ復旧)
修理予算:33000円
作業時間:5~7日
⚠︎修理金額、作業時間はあくまで見積もりで進行状況や状態、機種により変動する場合がございます。
基盤修理って何?
・「基盤修理」とは、電源のICチップ基盤や画面表示のICチップ基盤、充電のICチップ、SSDのICチップなどの破損修理のことです。
「基盤」とは、人間で言う「脳」や「心臓」の部分に当たるため、基盤が破損してしまうと本体が使い物にならないくらい大事な部分です。
<基盤修理が必要な症状例>
・なぜか画面がつかない
・落下や水濡れで電源が入らない
・再起動が繰り返し起こってりんごマークから進まない(りんごループ)
・基盤の故障で修理不可、データ復旧不可だと他店から断られた
・電源がつかないけどデータを取り出したい
当店での水没修理の流れ
1.無料見積もり
まずは、お持ちのiPhoneを店頭にご持参ください。経験豊富なスタッフが丁寧に状態を診断し、無料で見積もりいたします。
2.修理依頼
見積もりにご納得いただければ、修理を依頼できます。
3.修理完了・データ確認
修理完了後、お客様にご確認いただき、問題なければお支払いとなります。