なぜスマホメーカーは三元セルより純コバルト酸リチウムを選ぶのか?
スマートフォンのバッテリーは年々進化しています。しかし、多くの人が疑問に思うのが「なぜ三元セル(NMC/NCA)より純コバルト酸リチウム(LCO)が主流なのか?」という点です。
実際、三元セルは長寿命で安全性も高いとされます。それにもかかわらず、スマホメーカーは依然としてLCOを採用し続けています。今回は、修理店の視点からバッテリーの種類となぜ選ばれるのか、その理由をわかりやすく解説します。
バッテリーの種類、純コバルト酸リチウム(LCO)と三元セル(NMC/NCA)の特徴
まず、両者の基本的な特徴を整理しましょう。
LCOは高エネルギー密度が最大の魅力です。そのため、同じサイズでもより多くの電力を蓄えられます。一方で、三元セルは長寿命・安全性・発熱抑制に優れています。しかし、エネルギー密度ではLCOに劣る傾向があります。
| 項目 | 純コバルト酸リチウム(LCO) | 三元セル(NMC/NCA) |
|---|---|---|
| エネルギー密度 | 非常に高い | やや低い |
| 寿命 | やや短い | 長い |
| 安全性 | 高負荷で発熱しやすい | 安定している |
| コスト | 高価(コバルト含有率が高い) | 比較的安い |
なぜスマホメーカーはLCOを選ぶのか?
1. コンパクト設計との相性
スマホは年々薄型化しています。そのため、限られたスペースで最大の容量を確保する必要があります。ここで重要になるのがエネルギー密度です。
つまり、同じサイズでより多くの電力を蓄えられるLCOは、薄型スマホ設計において非常に有利です。
2. 瞬間的な高出力に強い
カメラの4K動画撮影やゲームアプリなど、スマホは一時的に大きな電力を必要とします。
一方で、三元セルは安定性は高いものの瞬間的な高出力にはやや弱い傾向があります。そのため、メーカーはパフォーマンス面を重視してLCOを選びやすくなります。
3. 長期的な供給体制と実績
LCOはスマホ業界で長年使われてきたため、生産ラインや供給網が安定しています。
さらに、過去のデータや安全基準が整っているため、新製品でも設計リスクが少ないというメリットがあります。
修理店から見たLCO採用のメリットと注意点
修理現場では、LCOの「高容量で軽量」という利点は大きな魅力です。しかし一方で、劣化が進むと急激に性能が落ちる特徴があります。そのため、次のような点に注意が必要です。
- 充電回数が増えると劣化が早まる傾向
- 高温環境での使用は寿命を大きく縮める
- 劣化時には突然のシャットダウンや膨張が起こることもある
つまり、LCOは高性能ですが扱い方次第で寿命が大きく変わります。
まとめ
三元セルは確かに長寿命で安全性も高く魅力的です。しかし、スマホという限られた空間で性能を最大限に引き出すには、現時点ではLCOが最適と考えるメーカーが多いのです。
さらに、製造実績や瞬間的な高出力性能もLCOの大きな武器です。
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