クイック大和中央通り店です。
iPhone7/7Plusから防水機能が搭載されましたが、iPhone8/8Plusでは防水機能はどこまで向上したのか、気になりませんか?
防水と言われてるからには、お風呂で使いたいという人も多いと思います。
今回はiPhone8/8Plusの防水機能について調べてみました!
iPhone8の防水機能はどこまで大丈夫?
iPhone7の防水機能はIPx7相当だったので、防水機能とは言えず"耐水"レベルでした。
iPhone8では防水機能はより強化されたのか!?
気になったので、Appleのホームページを確認してみました。
"iPhone8とiPhone8Plusは防沫性能、耐水性能、防塵性能を備えており、実験室の管理された条件下でのテストにより、IEC規格60529にもとづくIP67等級に適合しています。防沫性能、防水性能、防塵性能は永久的に持続されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります。iPhoneが濡れている場合は充電しないでください。クリーニングと乾燥の方法についてはユーザガイドをご覧ください。液体による損傷は保証の対象になりません。"
と記載されています。
ん・・・?iPhone7が発売されたときもこの文章読んだ記憶がる・・・。
結果、AppleとしてはiPhone8の防水性能はiPhone7から向上していなかったということになります。
iPhone8の防水機能については、iPhone7の時と同様で、過度な期待はしてはいけないということになりますね。
IP67とは?
"IP67"という防水機能ですが、"IP67"の"6"は防塵性能の事を意味し、"7"は防水性能を意味します。
IPx7相当の防水機能は国際的にIEC規格として規定されています。
保護等級の中でIPx7は防浸形と定義され『一時的(30分)に一定深水(1m)の条件に水没しても内部に浸水しない』ということを満たしてることになります。
IPx8だとどういう規定になるかというと、IPx8は水中形で『継続的に水没しても内部に浸水しない』という規定になります。
IPx7だと不安要素満載ですが、IPx8になっただけで水中でも安心して使えそうな気がしますね。
ただ、Appleが仕様として記載している通り、防塵機能としては最高レベルですが、iPhone8の耐水レベルはIPx7なので"水にかかる、一瞬水の中に落としてすぐ拾う"等といった、生活防水レベルです。
また、Appleの注意書きには"永久的に維持されるものではなく、通常の使用によって耐性が低下する可能性があります"と書いています。
これは部品の間に耐水のために挟まれているゴムの部品は経年劣化するということを意味しています。
どうしてもゴムは時間と共に劣化してしまうので、この耐水性能もいつまでも使えるというわけではないのです。
また、iPhoneのSIMカードトレイ部分にもゴムパーツが付いています。
もし、SIMカードを乗せ換えた時にこのゴムパーツ部分にゴミが挟まり隙間ができたとしたら、少しの隙間なら浸透圧の差で水が侵入することはないかもしれませんが、危険な状態とも言えます。
iPhone8はお風呂で使用しても大丈夫?
iPhoneの防水性能はIPx7となるので、水中で使用できる保証というのはありません。
その性能を理解した上でお風呂で使用しても大丈夫かと言ったら、できるだけ避けた方が良いという結論になります。
お風呂で使用しない方が理由はもう一つあり、お風呂の水は水ではなくお湯だからです。
IPx7の性能はあくまで真水を対象としたものなので、お風呂のように湯気や蒸気を意図していないし、常温の水での確認結果です。
精密機械は水にもお湯にも弱いので、海やプールなんて以ての外です。
海は海水、プールは塩素水なので、純粋に水ではないので水中で使用できる保証なんてありません。
そして何より、Appleもキャリアの保証も水没対象外です。
故障の原因が水没であれば、保証されないので修理費は全額負担になります。
水没して電源が点かなくなれば、iPhoneに入っていたデータを取り出すのにも時間とお金と疲労を費やします・・・。
お風呂の中で動画が見たい気持ちももちろんわかりますが、動画はお風呂から出た後にいくらでも見れます。
大和店でも水没修理がかなり増えてますが、少しでも水没が減りますように・・・
当店からしたら有難いことですが、お客様からしたらショックでしかないですからね。
本日もご来店お待ちしております。